開発履歴
2012年~:塩分濃度(導電率)センサの開発と深海底への挑戦
低コストで構造がシンプルな4極交流式伝導率センサを塩分濃度センサとしてデジタルXBTに追加搭載し、高周波ソナーの調整機器に特化したデジタルXCTDの開発を開始。
平成26年3月にセンサ基板が完成し、ものづくり補助金制度を活用して次世代XBT/XBTDの商品化に向け、性能を評価中である。
備考
平成25年11月、デジタルXBTの防水技術がJAMSTEC実験施設にて100MPa(水深10,000m相当)水圧から電子部品を守ることを確認。大規模な耐圧容器無しに電子基板を深海中で安定動作させる技術を確立したことにより、海中センサの開発・設置が極めて容易になった。
この成果を活用し、水圧センサや塩分濃度センサの商品化にも取りかかっている。また、3Dプリンタを導入し、専用投下ランチャ・カスタムXBT筐体の設計・造形も行っている。